食品添加物のからくり?
- 2009年12月05日
師走になり、クリスマスや忘年会で胃袋は忙しくなる季節です。「美味しいものを食べれば幸せ!」 今回も食に関するテーマでお送りします。
コンビにの弁当やスーパーの加工食品、さらには生鮮食品にまで使われている食品添加物について考えてみましょう。
2004年1月現在、指定添加物は345品目、既存添加物498品目あります。 これらの食品添加物は、「食べても害は無い」と国は言います。しかし、ある食品添加物を何十年も認可していたのに、突然「害があったので、使用禁止にします。」・・・?
恐ろしい話ですが過去に起きているのです。昭和44年には人口甘味料の「チクロ」が、昭和49年には防腐剤「AF2」が使用禁止になりました。現代の方にはチクロと言ってもピンとこないでしょうが、50代以上の方は記憶にあると思います。私の子供の頃の菓子には当たり前のように使われていました。なんせ砂糖の30倍位の甘さがあり価格が廉価な 為、食品メーカーは利益を上げたことでしょう。その代償が消費者ですよね。どうやら、食品添加物は、企業に有利で消費者にはメリットはなさそうですね。
近年、昔はあまり無かった病気が増えました。 アトピー・癌・脳卒中・心筋梗塞・鬱病・・・便利さを求める、経済性を追求するあまり、科学物質への過信、自然を無視した人間の横着がその原因になっています。
2009年10月8日特保の認可を取得していた食用油、花王の健康油 エコナが特保を取り消し、自主回収になりました。コレステロールを下げる、体に脂肪がつきにくい・・・健康油で揚げ物、炒め物をすれば脂肪がつかないから安心と思ってる消費者が多いです。 大変な誤解です。油には、1g=10キロカロリーのエネルギーがあるのですから・・・
エコナの主成分ジアシルグリセロールに発癌物質が含まれるとの見解でした。
そもそも、ジアシルグリセロールとはいったい何なんでしょう?
一般の植物油はトリアシルグリセロールという物質を多く含みます。分子構造はグリセリンに3個の脂肪酸を持ちます。ジアシルグリセロール分子構造はグリセリンに二個の脂肪酸を持ちます。トリアシルグリセロールは消化されると脂肪酸とグリセロールに分解され小腸で吸収されると元の形に戻りやすい性質を持っている為、脂肪細胞にたまりやすく、一方、ジアシルグリセロールは消化され脂肪酸とグリセロールに分解され小腸で吸収されても分子構造の脂肪酸が切り離されたままなのでエネルギー源になりやすいのが特徴です。 ジアシルグリセロールは一般の植物油にも1~9%含まれています。
また、油の製造過程で発生するグリシドール脂肪酸エステルが高濃度が含まれるとの事です。グリシドール脂肪酸エステルとはジアシリルグリセロールの製油過程の脱臭工程に生成される、副産物質で体内で消化され、分解されてグリシドールと遊離する可能性あり。グリシドール=国際ガン研究機関のグループA2(おそらく発がん性がある)に分類されるそうです。
さらに、総トランス脂肪酸が5.2%含有です。(トランス脂肪酸=油の酸化を抑える為に植物油と水素を化学反応させることにより生成される。)
これでは健康油ではなく、不健康油ですよね!人工合成油・・・これはまさしく自然の摂理を無視した結果でしよう。
私たちが日常使用している植物油の大半が溶剤抽出製法です。不自然の狂った油なのです。
湘南整体久里浜の福助がお送りしました★